- たいしょう
- I
たいしょう【大勝】非常な勝利を得ること。 大勝利。⇔ 大敗「~を博する」「宿敵に~する」IIたいしょう【大匠】〔「だいしょう」とも〕技量のすぐれた職人。 名匠。IIIたいしょう【大将】〔古くは「だいしょう」とも〕(1)軍隊の階級で, 将官の最高位。 中将の上。
「海軍~」
(2)全軍または一軍を指揮する者。「敵の~を討ち取る」
(3)集団のかしら。「お山の~」「餓鬼~」
(4)他人を親しみ, また, からかったりして呼ぶ語。「~, 一杯いこうよ」
(5)近衛府(コノエフ)の長官。 左右一人ずつある。(6)中心的人物。IV「悋気講を奥様の~にて/咄本・露が咄」
たいしょう【大檣】メーン-マスト。Vたいしょう【大正】年号(1912.7.30-1926.12.25)。 明治の後, 昭和の前。 大正天皇の代。VIたいしょう【大笑】おおわらいをすること。VII「呵呵(カカ)~」
たいしょう【大詔】天皇の詔勅。 みことのり。VIII「宣戦の~」
たいしょう【大賞】最も優秀なものに与える賞。 グラン-プリ。IX「レコード~」
たいしょう【太衝】陰暦九月の異名。Xたいしょう【対照】(1)比べ合わせること。 照らし合わせること。「比較~する」「~表」
(2)〔contrast〕二つのものの相違点が著しく際立っていること。 コントラスト。XI「~の妙を示す」
たいしょう【対症】疾病の, 種々の症状に対すること。XIIたいしょう【対称】(1)互いに対応してつりあうこと。 相称。(2)〔文法〕「二人称」に同じ。(3)〔数〕〔symmetry〕(ア)(点対称)二点 P, Q が点 O に関して対称とは, この二点を結ぶ線分 PQ が O によって二等分されること。 すなわち, P, Q は O を通る一つの直線上にあって, O に関して反対側で, O から等距離にあること。 点 O を対称の中心という。 (イ)(線対称)二点 P, Q が直線 l に関して対称とは, 線分 PQ が l によって垂直に二等分されること。 l を対称軸という。 (ウ)(面対称)空間の二点 P, Q が平面αに関して対称とは, 線分 PQ がαによって垂直に二等分されること。 αを対称面という。 (エ)(対称な図形)二点 P, Q が点 O に関して対称な時, Q を O に関する P の対称点といい, 図形 F の点の, O に関する対称点全体のつくる図形を, O に関して F と対称な図形という。 特に, 図形 F の任意の点の, O に関する対称点がまた F の点である時, 図形 F は点 O に関し対称であるという。 線対称, 面対称についても同様の言い方をする。 平面図形の場合には, 点 O に関して対称とは, O を中心として一八〇度回転すれば重なることであり, 直線 l に関して対称とは, l を折り目として折り返した時, 重なることである。(4)結晶で, ある直線上の一点, または一つの平面を隔てて回転・反射・逆転・回転反射などの操作を施しても, 前と同じ面・頂点, 稜などに一致すること。XIIIたいしょう【対象】(1)はたらきかけの目標や目的とするもの。 めあて。「成人を~とした映画」
(2)〔哲〕〔英 object; (ドイツ) Gegenstand〕意識・感覚・行動などの作用が向かうもの。 主体の作用に対してその目標や相関者となる実在。 客体(客観)とほぼ同義。XIVたいしょう【胎生】〔仏〕 四生(シシヨウ)の一。 ほとんどの哺乳類のように母胎から生まれること。XVたいしょう【隊商】砂漠などを隊を組んで通行する商人の一隊。 ラクダなどに物資を積んで行く。 キャラバン。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.